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青空カエル2

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初夏の巻(その1)


いちばん綺麗なとき (P−8)
街を歩めば
あれは花か と 
見まがうばかりに
輝く女性とすれ違う

ため息出るほど
綺麗に着飾った
お洒落な女性に
つい見とれてしまう

今こそ 私が 
いちばん綺麗なとき
そう誇っているかのような
輝くばかりの彼女たち

すらりと伸びきった手足
花びらのような装い
風になびく長い髪や
こざっぱりした爽やかな短髪

ああ この娘(こ)たちは
また新たな時代の中で
いちばん綺麗であれと
全身で 花びらと化す

PS 私がいちばん綺麗だったとき あの戦争で 精一杯には輝くことができなかった 
詩人・茨木のり子さんは あの有名な詩で そんなことを書き綴っておられた
私の娘たちは 果たしてどれくらい輝いているだろうか 
あなたは 精一杯に輝いていますか


噛み合わせ (P−7)
今 歯の調子が悪くて
歯科医院に通っている

治療後 噛み合わせがよくないと
何だか いつまでも気になる

昨夜 ある仕事が終わり
打ち上げをしたが
同僚と話すたびに 
少しずつ話が噛み合わず
奥歯にものが挟まったようで
何だか変な感じだ

歯の治療で
歯医者さんは
噛み合わせ具合いをみるために
カーボン紙みたいな物をかませ
ガチガチ ズズズとか言わせる

そうして 
少しでも食い違っていると
歯科医は 磨きマシーンで 
キュイーン キュイーンと
何カ所かを 何度も磨く

誰かと 話が合わなけりゃ
思考にペーパーを挟んで
噛み合わせを確かめるんだ

それから
相手の出方を窺いながら
話の流れを変えたりするんだ

噛み合ないままお開きになったら
後で 何だか 気になるからね

かみ合わせって ほんとに難しいね!

溢れる泉 (P-6)
春も過ぎ

初夏が訪れ

雨 多く降り

やがて 崖や低地に

泉の水が 溢れて来るだろう


水は どんな隙間からも溢れ出る


泥で塗り固めても 徐々に漏れ出て


やがて また元の泉に戻る

清らな水は たれにも封じようがない


その水の行き場がある限り

その水を待つものが居る限り

何ものにも その水を

封じ込めることはできないのだ


  願はくは… (P−5)

願はくは 花の下にて

と 西行法師は謳って

成就され 言葉通りに

サクラの花の下に永眠されたとか…


私ならば どんな願いを立てるだろう

季節は 春か 秋か

はたまた 初夏か…

春や秋も悪くはないが

やっぱり 私は

爽やかな風吹く初夏がいいなあ

涼やかな花も いっぱい咲くし

若葉も綺麗だし 鳥や虫たちもいて…


願はくは 初夏の花の下にて…

しかも 吹き渡る初夏の風の中で


なあんて 風と音楽が 

あんまり心地よいから  

ナイスミドルの真ん中で

取り留めもないことを考えた…

PS 2008.5.15 草稿 

母の日に (P−4)
母親は 
子どもの歳の数だけ
母親をつとめる

いいや 正確には
我が子を宿した日から
母親の自覚はできてくるのかもしれない

母と子は 同じ月日を歩んでゆく
同じ人生 同じ生活ではないけれど
歩む月日は 同じ数…

母親の働きを賃金に換算すると
何と1千万円にもなるという…
そんな働き手を 父親は雇えるだろうか
少なくとも この私にはどだい無理である

母親だって 初めは新米ママだった
そんな母親への欲求は
ずっとずっと過大であった…

でも 永い歴史の中で 母親は 
いろんな理不尽なことにも耐え
我慢もし そして 時には抗い 
戦ってもきたのだろう…

母親の無償の愛は 確かに尊いが
そのことを決して無理強いしてはいけない
期待するのも 負担になるだろう…

母親としての人生 そして 
一人の女性としての人生の狭間で
どれだけ多くの女性が悩み苦しんできたことだろう

男の私には なかなか分からない悩みや辛さ
そして 母親としての喜びや安堵感…

喜寿を過ぎた我が母親と
やがて 母親業が三十一年になる家内の
それぞれに歩んで来た道を
私は 一人深夜に 振り返っている


まもる (P−3)
守る
だから 気を張って生きるのだ

守り 守られる
だから 信頼し
安心して 生きられるのだ

自分だけで 守る
だから 人との関わりに
過剰に反応してしまうのだ

守りそうで 守ってくれない
だから 疑心案儀が生まれ
自己防衛策を講じてしまうのだ

互いを 守り 守られる
そんなだったら 私らは
安心して 生活まで任せ
ギスギスした気持ちから
オサラバできるのだ!

守るべきものが 守ってくれず
守られるべきものが 
自ら守ろうと無理をするから
安穏だったこの社会が 
ギシギシと妙な音を立て始めたのだ

PS 私ら大人は おおよそ守るべき立場にあるし
また 守られるべき立場にもあると思う 
 尚 このコメントに対する論争は ご容赦ください


  呻き声 (P−2)
我が家の小さな池で
今年も 蛙が鳴き出した

ああ そろそろ初夏なんだなあ

公園や庭では アヤメやポピーも
咲き出したし…

虫や鳥たちも 元気に
青空の中を 飛び交っているね

ああ 初夏は 
すぐそこに来ているんだろうね


蛙や鳥たちの鳴き声は
かわいいけれど
今 ヒトの社会のあちこちで
何やら辛そうな呻き声がする

職を無くした人や
収入を減らされた人
職場で怒鳴られ我慢している人
配偶者がなかなか見つからない人
かけがえのない大事な家族を亡くした人
事故や事件や圧力で傷ついたり
悲運や非道なことで 命まで奪われた人 

ああ ここにも そこにも
うめき声が 聴こえてくる

悲しみ 怒り 絶望の呻き声が
私に あなたに 伝わってくる…


  初夏を奏でる (P−1)
サクラ 散り
山フジの花は 今盛り

ポピーの小さな花たちが
アヤメの中で 首を振る

ただ今は 初夏なり

蝶や蜂 蛙たちも目覚め
やがて来る夏を待つものもあり

やや乾いたそよ風は
私の頬を触れ
音楽プレイヤーからは
ピアノの弾んだメロディーが
軽やかに聴こえくる

初夏に奏でるピアノやバイオリンの音色は
初夏を奏でる楽器の音色は
きっと私の心に響いて 素敵だろうな

PS 2008.5.8 草稿 画像は 取りあえず以前撮ったものを掲載しました 
今年の春は 数百点以上の写真(花や葉、虫)を撮りました 後日差し替えたいと思っています
# by sinkaeru | 2008-05-09 00:13 | カエルのブログ22

春の巻(その3)

 
  サクラを撮る (P−5)
   ー「とる」シリーズー
桜を とる

桜が咲き出したので

桜の花を デジカメで撮る

桜の木一本にも いっぱいの花が咲くので

どれにしようかと 迷ってしまう…

この木 あの木 この枝 あの枝

ぼくは 渡り歩いて パシャパシャと

夢中になって撮ってゆく

腕も 肩も 痛くなって来た頃

ようやく今日のノルマを終える…

当地の桜は そろそろ満開!

明日は どこの桜を撮ろうかな…

PS 2008.3.29 草稿
 今 多忙ですので 撮った画像の紹介は後日に…
気に入った画像が撮れたかな? どうかな?

  ツクシ摘み (P−4)
ある用事で帰郷した娘は
私と我が家の愛犬と
珍しく朝の散歩を申し出た

何でも ツクシを摘みたいそうだ

少し時期外れだけど
川の堤防に 連れ立って行くと
まだ 何本か伸びきった土筆が
土手からにょっきりと顔を出していた

それを見つけた娘は
うれしそうに 次々に
何本も土筆を摘んでいった…

時間もあまりないのに
わざわざ東京から来たのに
娘は なんで
土くさい土筆なんかを採りたくなったのだろう

小さな袋いっぱいに採った娘は
満足そうな顔をして 共に家に向かう

そうして その日のお昼に
袋の土筆と共に 娘は
タクシーと飛行機で 東京に帰って行った

あの故郷の土が付いたツクシたちは
今頃は 娘にゆがかれて
美味しい早春のおかずに変身していることでしょう

土筆を食べ食べ 娘は
故郷の土の匂いを味わっていることでしょう

PS 2008.4.4 草稿 その画像は後日に
 
 タケノコ穫(と)り (P−3)
穫(と)ったどー!

タケノコ 穫(と)ったどー!

こんなに でっかいの穫ったどー!

今年は 早くに穫ったどー!

今夜煮てもらって食ったら
柔らかくて 香りもよくて
さくさくと 美味しかったどー!!

来年も また掘るどー!

PS 2008.4.14 草稿 4.13(日)の昼間 近くの山で 友人と掘りました


  ツツジの季節です (P−2)
こちらは 桜も散って

そろそろ ツツジの季節

季節は 春から 初夏に衣替えです

私も 春から初夏に

気持ちをシフトしてゆきましょう

PS 2008.4.15ころ 草稿

  映画「あの空をおぼえてる」を観て (P−1)

今夜は 映画の試写会を観に行った

時折小雨降る中を 自転車漕ぎ漕ぎ
夜の映画館に向かった

最近 この世が 何だかぎくしゃくして来て
職場までぎくしゃくしてきて
ぼくの居場所は何処にあるのだろうと
右往左往して 神経はすり減り
夜中に 歯ぎしりしたり 
寝言やら言ったりしているらしい…

やはり思い切って 
映画を観に行ってよかった
純な気持ちがよみがえり
がざがざした社会の空気を
しばし忘れ 綺麗な涙を流し
心の中は 晴れ晴れとしてきた

あの空をおぼえてる って
英治は 誰かに 話しかけてるのか
または 問いかけてるのか?

私は 今でも 覚えている
あの朝の青空を…

娘が急に入院して
命の心配さえした
あの日の朝の空を…

一緒に家を出た長女も
共に見ただろうあの青空を…

夏の陽は 既に暑いほどだったはずだが
夏の青空は 他人事の如く寒々してて
妙にひんやりしていた朝の空気だった…

それから ぼくたちは
何度 両手に溢れるほどの涙を流したことだろう

あれから 十数年が過ぎ
娘は 嘘のようにすっかり快復し
悪夢のようなあのことは
もう忘れてもいい頃となって
哀しい映画も 涙を流して
冷静に見られるようになった

それでも 夏がやってきて
晴れた空を見上げれば 
あの青空を覚えてるぼくは
時々 あの青空を憶い出す…

あの頃の家族を思う純な気持ちを覚えてる
あの頃の命を愛おしむ純な気持ちは
決して忘れまい いついつまでも…

PS 2008.4.17 草稿
# by sinkaeru | 2008-04-18 22:55 | カエルのブログ22

春の巻(その貳)


春を 憂う (Pー6)
春の訪れは 好きだけど

春の風は 好きだけど

春の花は 好きだけど

春は 毎回 

別れと出会いが交差して

ぼくは その狭間で 立ち尽くす


親しい人との別れは辛く

新しい人との出会いは 

エネルギーが要るし

でも どこかで 親しい人との別れがないと

また 新しい出会いがないと

新たな親しい人はできないし…


この悩ましいいジレンマの中で

満開に向けて咲き誇る桜を眺め

ぼくは しばし 立ち尽くす…

PS 2008.3.28 草稿

  万華鏡 (P−5)
この前 子どもが

万華鏡を作った

セットだったので

わりと簡単にできた

でも 完成してのぞいてみると
 
キラッ! チラッ! キラッ! チラッ!

と 筒を回すたびに 模様が動いて

とてもキレイだった!!

何度回しても 二度と作れない

今だけの素敵な模様だった

子どもは 万華鏡の向こうに

何を観たのだろう…

PS 2008.3.22 草稿


  春告げ花2 (P−4)
お日様色の水仙咲いた

水仙も 春告げ花だ

春告げ 第何号だろうか

早春の慈雨を受けて

今朝 お日様色に輝いて

小鳥たちと共に 春を告げる

PS 2008,3,22 草稿

  卒業シーズン (P−3) 

卒業お祝いのお饅頭をもらった

紅白のおめでたい饅頭

今 卒業シーズン到来で

いろんな学校で式典が催されている

卒業は 一区切り…

直ぐ卒業できることと

なかなか卒業できないものがある

かみさんからすると この私は

人に頼ることから まだ卒業していないそうだ

自立への道は まだ遙か向こうにあるのだろう

PS 2008.3.22 草稿


  ツクシの顔 (P−2)
見〜つけた!

土筆の顔 見〜つけた!

堤防近くの広場で
  
土筆の顔 見〜つけた!

いつの間にか

ぽこ ぽこ ぽっこと

かわいい顔を出していた

早春の風に揺れながら

土筆は春を教えてくれた

PS 2008.3.16(日曜日)のことです
庭のチューリップの花も咲き出しました


  独創性〜NHKTV 爆笑問題から (P−1)
私は 変わっていると
周囲の人たちから 言われ続けた

ある意味 独創的だということだろうか

確かに 考えることや行動は
平均的な人と違う面があるようだ

ただ 
平均的とか 普通とかいう概念は 要注意だ
疑ってかからねばならない面を持つ
TVドラマ「相棒」で
普通の人ってどんな人を言うのか って 
ある女性の刑事が 駆け出しの後輩に尋ねていた

そういう意味でとらえれば
ほとんどの人は皆 個性があるとも言えよう

でも この私が 変わってると言われてきたのは
きっと 平均的だと思って(思い込んで)いる概念から
随分離れた言動をとってきたからではなかろうか 

モデルがあって その模倣や応用である限り
独創性は減衰されるのだろうか?

果たして 無から有は生まれるのだろうか?

ベースになることをしっかり学んだ後に
他人が思いつかないような自分なりの考えを持って 
他に類を見ない主張や証明 発明や発見をした時に 
独創性は認められるのだろうか?

本当にこれでいいのか?
本当にこのことは正しいのか?
本当にこれはいけない(価値がない)のか?
本当にこれが究極の到達点なのか?

私たちは いろんなことに疑問を持ち
あらゆることに対面し 立ち向かい 
検証してゆく必要がありはしないか?

そんな中でしか 
私たちが求める独創性は 育たないのかもしれない

PS 2008.3.25 草稿 NHKTV 特集を視て(京都大学での録画)
# by sinkaeru | 2008-03-26 00:20 | カエルのブログ22

春の巻(その1)


  春告げ鳥 (P−8)
今 うちの狭い庭にも 

早春を知らせる小さき鳥達が 

毎日やって来ては 
可愛くさえずりながら 
花やミカンの甘露を啜(すす)る



きれいな水があってこその生き物だ

その綺麗な水の上に 
いろんな生き物達が

ピラミッド状に重なって生きてゆく…


それを汚さないように気をつけるのは 

我ら人間の大事な責務だ



小さな身体で 細い足で 

ただ一匹で逞しく生きてる鳥達…


どこにそんなエネルギーが潜んでいるのか 

おろおろして生活している私からすると

まさに脅威的な鳥たちの生きる姿勢である



さあ 春告げ鳥達は 
我が家にもやって来た


後は 次々に繰り広げられる花や虫達の

春爛漫を愛で 家族や仲間と満喫しよう
PS 2008.3.14 草稿

  KYって (P−7)
私は 空気が読めない方だ


そんな状況や人を 

KY って言うんですよね


でも 
その場の空気を読むのが

そんなに大事なことなんだろうか



確かに常識的な振る舞いは

できた方が 円滑に交流できるけれど


人によっては 

辺りの空気を読めないばっかりに
誤解されたり 不利な立場になることがある


それよりも
自転車で 車内で 道路で 公共の場で

傍若無人の言動をとることのほうが
よほど始末が悪くはないかい?

 
あっ これ(マナー)も ある意味
 
周辺の空気を読むことになるのかな?



かつて ある時代 
多くの民族が
お互いに 世間の空気を読み過ぎて

国の進路を誤ったことはないだろうか


時には 辺りの空気を感じても

敢えて 異を唱えたりすることも

必要なことではないだろうか



ところで KYって 

空気を読める っても読めますね


それにしても 
省略語って やがて廃(すた)れ

社会でも忘れ去られる運命にあるのでしょうね
PS 2008.3.14 草稿

  喜怒哀楽という表現 (P−6)
あなたが あなたであることを

客観的に証明することは難しい


特に 時間や場面や年齢による変化を伴う条件では…


今のところ かなり精巧な認識法は

指紋 声紋 眼の虹彩(毛細血管?)筆跡

そして 顔などだが それぞれに 欠点がある


時と共に変化するものがあり

認識に精密な機械が要ったり

判別が難しかったり

データの保存と照合煩雑だったり

時間もかかるし…


特に 顔なんて 
年齢や その時その時の感情で 
かなり違ってくるしね…



でも 今度 名古屋工大が

コンピュータで様々な表情を分析して

どんな時も 
その人と認識できるようなシステムを開発しているそうだ


その表情は 喜怒哀楽ではあるが

なんでも6つ位の気持ち(表情)から分析するそうだ

怒り 悲しみ 驚き 喜び の表情 

そして 無表情と眠い表情だそうだ


よく見たら 嬉しい表情は かくも少ないんですね



ところで カエルの素朴な疑問が一つ…
 
その人の性格や人格が変わったときも
 
その人の表情のパターンは 変わらないのかなあ?
PS 2008.3.12 草稿

  一つのことば (P−5)
「おはようございます!」


たったこれだけの9つの文字で

ただ一つの言葉をかけることで

あなたとわたしの心の架け橋ができる



「……」


たった一つの無言で

あなたとわたしのきずなが断ち切られる

今 私は
どのメッセージを送ろうか


今 あなたは
どちらのメッセージを送るのだろうか


どちらも 
たった一つの意思表示ではあるけれど…
PS 2008.3.10 草稿

   落としどころ (P−4)
今 職場で 
私は
ちょっと難題にぶつかっている


それぞれが 
自分のセクションの言い分と思惑を背負って

会議に参加しているので
その調整が ちょっと大変なんだ!



先日は 胃が痛くなり 寝付けず
食欲も減り お酒も飲まず…


でも 少しでも より良い方向で
けりがつくようにと 
互いに歩み寄る
そんなことを願って 話を進めた



今回のプロジェクトの落としどころは

どこらへんにあるのだろうか


しばらく 私の手探り状況は続く…
PS 2008.3.10 草稿

  まだ来ぬ春へ (P−3)
春が来ない 



我が家の庭では

梅が咲き 水仙が咲き

サクランボも咲き出したけれど

春が なかなか訪れぬ



春はまだか



春は一体 何処で足止めくっているのか



私に 春はまだか…
PS 2008.3.8 草稿

言葉の暴走 (P−2)
元来 言葉は 話し言葉だった

書き言葉の歴史は
人類の永い歴史からすると
微々たるものであるかも知れない

でも 
文字の便利さに魅了された私たちは
話し言葉より 書き言葉の方に
より高い価値を置きがちだ…

ともすれば暴れがちなこの言葉を
うまくあやつり 駆使するのは
相当な技術の練達と思考力が要る

言葉とそれから引き起こされる
我らの感情の起伏を 
きちんと抑制できる人は
そう多くはないだろう…

ましてや 経験少ない青少年や
言葉に振り回されがちな人にとっては
柔らかそうな言葉も 
時には 凶器とも成りうるだろう

生(き)の言葉は あくまでも
伝達のためのアイテムやツールに過ぎない
そのじゃじゃ馬の言葉に 真の命を吹き込み
相手の立場や気持ちをよく考えて
自分の真心や尊敬の気持ちを添えて
言葉を選び 言葉を並べ 言葉を磨いて 
相手に伝える他はないだろう

言葉や文字で伝えるときは
表情も考えて 何度か口に出してみることだ

そうすれば 互いの気持ちの行き違いは
ぐっとぐっと減って来ることだろう 

言葉は生きているし
言葉は一人歩きもするし
時には勝手に暴走もするだろうから

あしたも 言葉にハートを添えて伝えよう

PS 2008.3.8 草稿

   梅は咲いたか (P−1)

梅は咲いたか 

桜はまだか

梅の花 散って

桃や桜は もう少し…


ああ その前に

あの花粉やら 黄砂やらが

あちこちで わんさか降って来やがるぜ

お影様で てんやわんやの大騒ぎよお
PS 2008.3.4 草稿 梅は咲いたが 桜はまだか とかいう有名な文句を思い出して この詩を綴りました
# by sinkaeru | 2008-03-04 23:43 | カエルのブログ22

冬の巻(その4)


  梅から椿へ (P−8)
梅から 椿へ

花の世界も

季節に合わせて

遷り変わる

我ら ヒトは

居心地良いと

中々次の人とは

交代しない

我ら ヒトは

花のようには

ゆかぬらしい…

PS 2008.3.1 草稿

  冬は 冬なれ (P-7)

冬には 冬の如くあれ

冬は 真白き雪に覆われて

冬鳥は 冬鳥の如くあれ

冬には 寒風に立ち向かう

冬は 寒風吹きすさぶ冬であれ

そして 時には 

冬日射す冬であれ

冬は 冬らしくあれかし

PS 2008.2.26 草稿 2.27 改稿
 ネットフレンズ・なっつさんの北国の素敵な画像に寄せて



  風 音(かざね) (P_6)
今日の冬日は 晴天で
昼間 車を走らせていると

どこかからか
ゴウ ゴウ シュウ シュウと
音がする

窓の隙間から 外風入り込んでいるのだろう
と スイッチを押しても
音に変化はないようだ

まあだ 風音(かざおと)するから
半分 窓を開けてみた

すると 外は
木枯らしぴゅーぴゅー吹いていた

まだ真冬だというのに
昨日まで 雨降ったりして
あんなに暖かだったのに…
今日は 昼間に木枯らし吹いている

でも 窓の風音聞いてると
少年時代を想い出す

あの頃の冬は とても寒くて
その上 暖房器具も少なくて
ぼくたちは 冬の間凍えてた

でも 寒いなりに 工夫したもんだ

あんか こたつ 外遊び 家の手伝い
家族でのゲーム 焼き芋 鍋物料理…
家族みんなが寄り添って
何だか 寒さを忘れ 暖まっていた

今は暖房完備で 家中がポッカポカ
だけど 家族の生活バラバラで
それぞれが 部屋の中で
寒々とした冬の夜を 
独りぽつんとやり過ごす…

心の中では 風音が 
ビュウービュウー 吹いてはいないか

PS 2008.2.23 草稿 寒風吹き荒れる日に


  寒い日には (P-5)
寒い日には 何してる?

心が ひどく寒い日には
あなたは どこで何してる?

寒い日のぼくは
好きな曲を 
ちょっと大き目のスピーカーで
のんびり聞くんだ

心寒い日は
パックのコーヒーを
マイボトルに入れて
本読みながら
ゆっくり飲むんだ

今日のような寒い日は
あなたは 何をしていますか?

PS 2008.2.22 草稿
コンテンツオーバーで 画像が挿入できません 後で整理をして入れる予定です

   我が家のルール(1) (P-4)
我が家のルールって 知ってますか

我が家のルールは なんでしょう

  第1条 おはようございます(おはよう)
  
  第2条 ありがとうございます(ありがとう)
 
  第3条 します (しました しませんでした)

  第4条 すみませんでした(すみません)

これらのことばを 大事な時に使うこと!

これが 我が家のルールです

果たして 我が家のメンバーは 
どれだけ実行してきたのでしょう

たとえ たった一人になっても
守るべき大切な我が家のルールです

PS 2008.2.21 草稿
ある民放ラジオ番組で 我が家のルールについて 話していた
その話題を聞いて 我が家はどんなルールを守ろうとしてきたかなと考えた
その結果が 上のような4カ条の割と平凡な でも シンプルで
とても大切なルールが浮かんできた 
これからも それらを 一つでも実行していけたらいいなあと思います 


   明日への種まき (P-3)
最近 朝起きが億劫になったのは何故だろう
って 布団の中で ちょっと考えた

子どもの頃や ずっと前は
そうだ 今日は あれするんだよな
って 目が覚めて 起きるきっかけがあった

でも この頃は そんな楽しみも少なくて
毎朝 今日することがなかなか浮かばなくて
疲れそうな仕事ややり残しのジョブなどが
やたらと頭に浮かんでくる…

この前 珍しく 朝起きが楽だった
待ち遠しい感じ

それは何故か考えてみたら
今日する楽しいことや手応えあるジョブが浮かんできたからだ

明日への種まきをしていたんだ
明日の楽しみを仕込んでいたんだ

PS 2008.2.18 草稿


   冬の一日 (P-2)
冬の日だって
一日は一日

寒くたって
一日は一日
雪降ったって
一日は一日

毎日 厳しい寒さに凍えている人たちには
本当に悪いけれど

毎日 雪かきや 雪対策で大変な人たちには
実に済まないけれど

それでも
冬日の一日は
一年の中の大事な一日

そんな一日が 
365回も積み重なって
一年が出来上がってゆくのだ

私の国(九州)では
夏の日だって
一日は一日だ

焼け付くような日だって
大地が乾ききるような日だって
やはり一日は一日なんだ

そんな一日一日を積み上げて
この私たちが 今 確かに居る!

PS 私は 今日まで 20546日も積み上げてきたようだ
あなたは 何日になりますか 
また 私たちは これからどんな日を過ごすのでしょう

PS 2008.2.16 草稿 画像は 容量不足のため しばらくアップロードはしません 後日 整理後に入れる予定です 悪しからず…

  チョコは さらりと…(P−1)
チョコは さらりと

大人ってやつは
渋い方がお好みなんだ

チョコは さらりと

おいらは
さっぱりしたチョコが好きなんだ

チョコは さらりと渡す
そんな人が ぼくは好き…
 と 甘党で もてもしない
 おじさんガエルが 講釈垂れる…

PS 2008。2.15 草稿
# by sinkaeru | 2008-02-16 00:51 | カエルのブログ22